はじめに:ゲーミングPC選びは「用語」がむずかしい
ゲーミングPCを調べ始めると、いきなり専門用語がたくさん出てきます。
CPU、GPU、メモリ、SSD、fps、Hz、グラボ、BTO、自作PC……。
初めて見る人からすると、かなりわかりにくいと思います。
この記事では、ゲーミングPCを選ぶときによく出てくる用語を、できるだけやさしく解説します。
「なんとなく意味がわかる」くらいを目標にしているので、難しい細かい話はできるだけ省いています。
CPU
CPUは、パソコン全体の計算や処理を担当するパーツです。
人間でたとえると、頭脳のようなものです。
ゲームだけでなく、ネット検索、動画視聴、アプリの起動、作業全般に関わります。
ゲーミングPCでは、CPUも大事ですが、ゲーム性能だけで見るとGPUのほうが重要になることも多いです。
GPU・グラフィックボード・グラボ
GPUは、ゲームの映像を作るためのパーツです。
「グラフィックボード」や「グラボ」と呼ばれることもあります。
ゲーミングPCで一番重要になりやすいパーツです。
VALORANT、Apex Legends、Fortnite、モンハン、FF14などのゲームを快適に動かせるかどうかは、このGPUの性能に大きく左右されます。
初心者向けに言うと、
ゲームを快適に遊びたいなら、グラボが大事
と覚えておけば大丈夫です。
メモリ
メモリは、パソコンが作業するときに一時的にデータを置いておく場所です。
よく「作業机」にたとえられます。
作業机が広いほど、いろいろなものを同時に広げやすいですよね。
メモリも同じで、容量が多いほど複数の作業がしやすくなります。
ゲーミングPCでは、今なら16GB以上がひとつの目安です。
配信や動画編集も考えるなら、32GBあると安心です。
SSD
SSDは、Windowsやゲーム、写真、動画などのデータを保存する場所です。
昔のHDDよりも読み込みが速く、パソコンの起動やゲームのロード時間が短くなりやすいです。
ゲーミングPCでは、SSDはかなり重要です。
容量は、最初の1台なら1TBあると使いやすいです。
500GBでも使えますが、ゲームをいくつか入れるとすぐ足りなくなることがあります。
HDD
HDDは、SSDより昔からある保存用パーツです。
SSDより読み込みは遅いですが、容量あたりの価格が安いことが多いです。
写真、動画、バックアップ用には今でも使えます。
ただし、ゲームやWindowsを入れる場所としては、基本的にSSDのほうがおすすめです。
マザーボード
マザーボードは、CPU、メモリ、SSD、グラボなどを取り付ける土台です。
パソコンの各パーツをつなぐ基盤です。
初心者がBTOパソコンを買う場合、マザーボードを細かく気にしすぎる必要はありません。
ただし、自作PCをする場合は、CPUとの対応やサイズを確認する必要があります。
電源ユニット
電源ユニットは、パソコン全体に電気を送るパーツです。
地味ですが、かなり大事です。
性能の高いグラボを使う場合、それに見合った電源容量が必要になります。
安すぎる電源は不安定さにつながることもあるので、ゲーミングPCではある程度信頼できるものを選びたいパーツです。
ケース
ケースは、PCパーツを入れる箱です。
見た目だけでなく、冷却性能やサイズにも関係します。
小さいケースは省スペースですが、熱がこもりやすかったり、パーツ交換がしにくかったりする場合があります。
大きめのケースは場所を取りますが、冷却や拡張性では有利です。
冷却・クーラー
PCパーツは、動くと熱を出します。
その熱を冷ますために、ファンやCPUクーラーが使われます。
冷却が弱いと、性能が落ちたり、音が大きくなったりすることがあります。
ゲーミングPCでは、性能だけでなく冷えやすさも大事です。
fps
fpsは、1秒間に何枚の画像を表示できるかを表す数字です。
たとえば、60fpsなら1秒間に60枚、144fpsなら1秒間に144枚の画像を表示しているイメージです。
数字が高いほど、ゲーム画面がなめらかに見えます。
VALORANTのようなFPSゲームでは、fpsが高いほうが敵の動きを見やすくなります。
Hz・リフレッシュレート
Hzは、モニターが1秒間に何回画面を書き換えられるかを表す数字です。
60Hz、144Hz、240Hzなどがあります。
ここで大事なのは、PC側が高いfpsを出せても、モニターが60Hzだと60Hzまでしか表示できないということです。
VALORANTを快適に遊ぶなら、まずは144Hzモニターがかなりおすすめです。
フルHD・WQHD・4K
これは画面の解像度を表す言葉です。
フルHDは、一般的な画質です。
WQHDは、フルHDよりきれいで広く使えます。
4Kは、さらに高精細です。
ただし、解像度が高いほどPCに必要な性能も上がります。
初心者がゲーミングPCを選ぶなら、まずはフルHDを基準に考えるのがわかりやすいです。
画質設定
ゲーム内には、低設定・中設定・高設定・最高設定のような画質設定があります。
画質を上げると映像はきれいになりますが、そのぶんPCに負荷がかかります。
VALORANTのような対戦FPSでは、あえて低設定にしてfpsを上げる人も多いです。
きれいさよりも、見やすさや動きのなめらかさを優先する考え方です。
BTOパソコン
BTOとは、注文してから組み立ててもらうパソコンのことです。
ドスパラ、マウスコンピューター、パソコン工房、フロンティアなどのゲーミングPCが代表的です。
自分でパーツを全部組み立てる必要がないので、初心者にはかなり選びやすいです。
初めてのゲーミングPCなら、基本的にはBTOから選ぶのが無難です。
自作PC
自作PCは、CPU、グラボ、メモリ、SSD、ケースなどを自分で選んで組み立てるパソコンです。
パーツ選びの自由度が高く、見た目や構成にもこだわれます。
ただし、相性確認や組み立て、トラブル対応が必要になります。
PCに詳しくなりたい人には楽しいですが、超初心者がいきなり挑戦する場合は少しハードルがあります。
APU
APUは、CPUの中にある程度強めのグラフィック機能が入っているものです。
普通のCPUよりも、グラボなしでゲームを動かしやすいのが特徴です。
たとえば、軽いゲームやVALORANTを低設定で遊びたい場合、APU構成が候補になることもあります。
ただし、本格的に重いゲームを遊ぶなら、基本的にはグラボ搭載PCのほうが向いています。
内蔵GPU
内蔵GPUは、CPUの中に入っている簡易的なグラフィック機能です。
ネット検索、動画視聴、軽い作業なら問題なく使えることが多いです。
ただし、重いゲームには向いていません。
「グラボなしのPC」と書かれている場合、多くはこの内蔵GPUで映像を出しています。
Wi-Fi
Wi-Fiは、無線でインターネットに接続する機能です。
ケーブルを使わずにネットにつなげるので便利です。
ただし、オンラインゲームでは有線LANのほうが安定しやすいです。
VALORANTなどを本気で遊びたいなら、できれば有線LAN接続がおすすめです。
有線LAN
有線LANは、LANケーブルを使ってインターネットにつなぐ方法です。
Wi-Fiよりも通信が安定しやすく、遅延も少なくなりやすいです。
オンライン対戦ゲームでは、有線LANのほうが安心です。
Ping
Pingは、ゲームサーバーとの通信の速さを表す数字です。
数字が低いほど、反応が速いです。
たとえば、Pingが高いと、撃ったはずなのに反応が遅れたり、敵の動きがズレて見えたりすることがあります。
VALORANTなどのFPSでは、PC性能だけでなく回線の安定性も大事です。
遅延
遅延とは、操作してから画面に反映されるまでのズレのことです。
マウスを動かす、クリックする、キーを押す。
その操作がゲーム内に反映されるまでに時間差があると、プレイしにくくなります。
PC、モニター、回線、マウス、キーボードなど、いろいろな要素が遅延に関係します。
まとめ:最初は全部覚えなくてOK
ゲーミングPCの用語はたくさんあります。
でも、最初から全部を完璧に覚える必要はありません。
まずは、
- CPU:パソコンの頭脳
- GPU・グラボ:ゲーム性能に大きく関わるパーツ
- メモリ:作業スペース
- SSD:データを保存する場所
- fps:ゲーム画面のなめらかさ
- Hz:モニターのなめらかさ
- BTO:完成品に近い形で買えるPC
- 自作PC:自分で組み立てるPC
このあたりをざっくり理解できれば十分です。
ゲーミングPC選びは、用語がわかるだけでかなり楽になります。
最初は難しく感じるかもしれませんが、ひとつずつ覚えていけば大丈夫です。